ITエンジニア転職エージェント13選｜未経験者向け活用法

公開日: 2025年11月28日更新日: 2025年11月30日

著者: MeTimeキャリア編集部

未経験からITエンジニアを目指すなら、転職エージェントの力を借りることで成功率が大きく変わります。研修制度やサポート体制が整ったエージェントを選べば、プログラミングの基礎から学びながら転職活動を進められるからです。本記事では、未経験者向けエージェント、大手総合型、フリーランス向けまで計13社を厳選。それぞれの特徴と、あなたの状況に合わせた選び方、実際に使う時のコツを具体的にお伝えします。

【関連記事】：ITエンジニアへの未経験転職｜3つのルートと成功のポイント

ITエンジニア向け転職エージェントの選び方

転職エージェントは数多くありますが、未経験からITエンジニアを目指すなら、どれを選ぶかで結果が大きく変わってきます。単純に求人数が多いだけでなく、研修制度やサポート内容をしっかり見極める必要があります。ここからは、未経験者がチェックすべき具体的なポイントと、複数のエージェントを使うメリットについて見ていきましょう。

未経験者が重視すべき3つのポイント

エージェント選びで最も大切なのは、次の3つです。1つ目は未経験OKの求人数。数が多ければ選択肢が広がり、自分に合う企業を見つけやすくなります。2つ目は研修・教育サポートの手厚さ。プログラミング研修や資格取得支援があれば、スキルを身につけながら転職活動を進められるので一石二鳥です。3つ目がキャリアアドバイザーの専門性。IT業界に詳しいアドバイザーであれば、企業の本当の姿や開発現場で求められるスキルを教えてくれます。この3点を押さえておけば、失敗のリスクをぐっと減らせます。

【関連記事】：プログラミング初心者ガイド｜3ヶ月で基礎を身につける学習法

複数のエージェントを併用するメリット

転職エージェントは1社に絞らず、2〜3社を同時に使うのがおすすめです。なぜなら、エージェントごとに独占求人や非公開求人があるからです。複数登録すれば、それだけ出会える企業の数が増えます。もう1つのメリットは比較できること。各エージェントの提案を見比べることで、どの選択肢が本当に自分に合っているか冷静に判断できます。アドバイザーとの相性も見極められるので、「この人なら信頼できる」と思える担当者に出会える確率も上がります。ただし、同じ企業に複数のルートから応募するのはNGです。スケジュール管理もしっかり行いましょう。

未経験者特化型転職エージェント5選

未経験からITエンジニアになりたいなら、研修制度やサポートが手厚いエージェントを選ぶのが近道です。ここでは、実際に多くの未経験者をITエンジニアに導いてきた実績のある5社をピックアップしました。【関連記事】：ITエンジニアの勉強法｜未経験から3ヶ月で転職レベルへ

①ウズキャリIT：未経験者向け徹底サポート
②GEEK JOB：無料プログラミング研修付き
③ワークポート：IT業界専門の老舗エージェント
④プログラマカレッジ：完全無料の研修型エージェント
⑤侍エンジニア転職保証コース：マンツーマン指導で確実にスキル習得

①ウズキャリIT：未経験者向け徹底サポート

ウズキャリITは、既卒・第二新卒・フリーターからITエンジニアを目指す人に特化しています。何といっても、平均12時間以上もかけた丁寧なカウンセリングと面接対策が強みです。IT業界を知り尽くしたアドバイザーが一人ひとりに向き合い、適性を見極めながら企業を提案してくれます。YouTubeの「ウズウズカレッジ」ではプログラミングの基礎を無料で学べるので、勉強しながら転職活動を進められます。ブラック企業は紹介しない方針なので、安心して働ける環境からキャリアをスタートできます。

②GEEK JOB：無料プログラミング研修付き

GEEK JOBは、プログラミング研修と転職サポートが完全無料でセットになっています。Java、Ruby、PHPといった言語を最短1ヶ月で学べるカリキュラムで、現場で使える実践的なスキルが身につきます。平日・土日を問わず通えますし、オンライン受講もできるので、今の仕事を続けながら学ぶことも可能です。転職成功率は97.8%と高水準で、未経験からプログラマーやインフラエンジニアになった人が多数います。ただし対象は20代限定で、研修後は紹介された企業への就職が前提になる点は押さえておきましょう。

③ワークポート：IT業界専門の老舗エージェント

ワークポートは20年以上IT業界の転職を支援してきた老舗です。未経験OKの求人が多く、特にWebエンジニアやインフラエンジニア向けの案件に強みがあります。専用アプリ「eコンシェル」で求人検索や選考状況の管理ができるので、転職活動をスムーズに進められます。無料のプログラミングスクール「みんスク」も運営していて、PHPやJavaの基礎を学べる環境が整っています。IT業界に精通したアドバイザーが多いので、企業の内情や業界の動きについて実践的なアドバイスがもらえます。

④プログラマカレッジ：完全無料の研修型エージェント

プログラマカレッジは、無料でプログラミングを学びながら就職できるサービスです。2〜3ヶ月のカリキュラムで、Java、HTML/CSS、データベースまで実務レベルのスキルを習得できます。現役エンジニアが講師を務め、チーム開発も経験できるので、入社後すぐに活躍できる力が身につきます。就職成功率は96.2%、提携企業は3,500社以上と実績も豊富です。対象は18〜30歳で、東京・神奈川・埼玉・千葉での就職を希望する人となります。

⑤侍エンジニア転職保証コース：マンツーマン指導で確実にスキル習得

侍エンジニア転職保証コースは、マンツーマンレッスンでしっかり学べるプログラミングスクールです。専属インストラクターが学習からキャリア設計まで一貫サポートしてくれるので、途中で挫折する心配がありません。カリキュラムは完全オーダーメイドで、あなたの目標に合わせた学習ができます。転職保証制度つきで、万が一転職できなければ受講料が全額返金されます。ただし受講料は有料（16〜28週間で分割可能）なので、他の無料サービスと比べると費用はかかります。本気でエンジニアを目指し、質の高い教育を受けたい人向けです。

総合型転職エージェント5選

幅広い選択肢から企業を探したいなら、大手総合型エージェントが便利です。IT以外の業界の求人も見られるので、他業種と比較しながら転職先を選べます。【関連記事】：ITエンジニアへの未経験転職｜3つのルートと成功のポイント

①リクルートエージェント：業界最大級の求人数
②doda：転職サイト一体型で情報収集も可能
③マイナビIT AGENT：20代・第二新卒に強い
④type転職エージェント：首都圏のIT求人に特化
⑤パソナキャリア：手厚いサポートと高いマッチング精度

①リクルートエージェント：業界最大級の求人数

リクルートエージェントは転職支援実績No.1の国内最大手です。IT・Web業界だけで10万件以上の求人があり、大手からベンチャーまで選択肢が豊富です。業界に詳しいキャリアアドバイザーが、企業の詳しい情報や選考で押さえるべきポイントを教えてくれます。面接力を上げるセミナーや職務経歴書を簡単に作れるツールも用意されているので、転職活動をしっかりサポートしてもらえます。とにかく多くの求人を見たい人や、大手企業を狙っている人におすすめです。

②doda：転職サイト一体型で情報収集も可能

dodaは、エージェント機能と転職サイトが一緒になったサービスです。IT・通信業界の求人は4万件以上あり、自分で検索しながらアドバイザーのサポートも受けられます。企業からスカウトが届く機能もあるので、思わぬチャンスに出会えることも。転職フェアやオンライン相談会も定期的に開催されていて、企業の担当者と直接話せる機会が多いのも魅力です。年収査定ツールや合格診断など、転職に役立つコンテンツも充実しています。

③マイナビIT AGENT：20代・第二新卒に強い

マイナビIT AGENTは、20代・第二新卒のIT転職に特化しています。IT業界専任のアドバイザーが、あなたのスキルや希望に合わせて求人を提案してくれます。未経験OKの求人も多く、社内SEやWebディレクターなど、プログラミングが必須でない職種も豊富です。マイナビグループの強いコネクションを活かした独占求人が多いので、他では見つからない優良企業に出会えるチャンスがあります。初めての転職で丁寧なサポートを受けたい若手におすすめです。

④type転職エージェント：首都圏のIT求人に特化

type転職エージェントは、首都圏のIT・Web業界に強いエージェントです。特にエンジニア職の転職支援に実績があり、年収アップ率は71%と高い数字を誇ります。業界に詳しいアドバイザーが、企業の開発環境や使っている技術、チームの雰囲気まで詳しく教えてくれるので、入社後のギャップを防げます。プログラミングの基礎セミナーや面接対策講座なども開催されています。首都圏でITエンジニアとしてキャリアアップしたい人に向いています。

⑤パソナキャリア：手厚いサポートと高いマッチング精度

パソナキャリアは、オリコン調査で顧客満足度4年連続No.1を獲得した実績があります。手厚いサポートが評判で、応募書類の添削から面接対策、年収交渉まで丁寧にフォローしてくれます。IT業界の求人は約2万件で、特にミドル層向けのハイクラス求人に強みがあります。企業との信頼関係が深いので、求人票に書かれていない企業文化や働き方の情報も教えてもらえます。じっくり時間をかけて自分に合う企業を見つけたい人や、質の高いサポートを求める人におすすめです。

フリーランス・副業向けエージェント3選

正社員だけでなく、フリーランスや副業としてITエンジニアの仕事を探している人向けのエージェントも紹介します。柔軟な働き方を実現できるサービスです。【関連記事】：ITエンジニアのキャリアパス｜3つの方向性と10年後の姿

①レバテックフリーランス：高単価案件多数
②Midworks：正社員並みの保障制度
③ITプロパートナーズ：週2-3日の副業案件に強い

①レバテックフリーランス：高単価案件多数

レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けの案件紹介で業界最大級です。公開案件は4万件以上あり、月額60万〜100万円の高単価案件が豊富に揃っています。専任コーディネーターが案件探しから契約、参画後のフォローまで一貫してサポートしてくれます。企業との直接契約が多く中間マージンが少ないので、高収入を狙えます。税務サポートや福利厚生パッケージも充実していて、フリーランスでも安心して働ける環境が整っています。実務経験2年以上のエンジニアにおすすめです。

②Midworks：正社員並みの保障制度

Midworksは、フリーランスでありながら正社員並みの保障が受けられるサービスです。給与保障制度があり、案件が途切れても報酬の80%が保障されます。社会保険や厚生年金、有給休暇制度など、正社員に近い福利厚生が用意されています。案件の平均単価は70万円以上で、リモート案件や週3日稼働の案件も多数あります。フリーランスとして独立したいけれど、収入が不安定になるのが心配という人にぴったりです。キャリアコンサルタントが長期的なキャリア形成もサポートしてくれます。

③ITプロパートナーズ：週2-3日の副業案件に強い

ITプロパートナーズは、週2〜3日稼働の副業案件に特化しています。本業を続けながら副業でスキルアップや収入アップを目指す人に最適です。スタートアップやベンチャー企業の案件が中心なので、新しい技術に挑戦できる環境が多いのが特徴です。リモート案件の割合も高く、柔軟な働き方ができます。専属エージェントが希望に合った案件を紹介し、企業との交渉もサポートしてくれます。エンジニアだけでなく、デザイナーやマーケターなどクリエイティブ職の案件も扱っています。副業で経験の幅を広げたい人におすすめです。

タイプ別おすすめエージェントの組み合わせ

転職エージェントは複数併用することで効果が最大化できます。ここでは、あなたのタイプに合わせた最適な組み合わせを提案します。【関連記事】：ITエンジニアの志望動機｜未経験者向け例文15選と書き方

完全未経験から始める人向け
他業種からの転職者向け
副業・フリーランスを目指す人向け

完全未経験から始める人向け

プログラミング経験が全くない人は、「プログラマカレッジ」または「GEEK JOB」と「リクルートエージェント」の組み合わせがおすすめです。研修型エージェントでスキルを身につけながら、大手総合型で幅広い求人情報を集められます。研修中に自分の適性を見極めて、リクルートエージェントのアドバイザーにも相談すれば、より客観的にキャリアを選べます。研修型エージェントの紹介企業だけに限定されず、選択肢を広げられるのがメリットです。

他業種からの転職者向け

社会人経験はあるけどIT業界は未経験という人には、「ウズキャリIT」と「マイナビIT AGENT」の組み合わせが最適です。ウズキャリITで未経験者向けの丁寧なサポートを受けつつ、マイナビIT AGENTで20代・第二新卒向けの豊富な求人にアクセスできます。両方とも業界に詳しいアドバイザーがいるので、他業種での経験をIT業界でどう活かせるかアドバイスしてもらえます。面接対策や書類添削も充実していて、転職活動を手厚くサポートしてもらえます。

副業・フリーランスを目指す人向け

将来的に独立を考えている人は、「ワークポート」と「ITプロパートナーズ」の併用がおすすめです。まずワークポートで正社員として実務経験を積み、並行してITプロパートナーズで週2〜3日の副業案件にチャレンジします。正社員で安定した収入を得ながら、副業で人脈やスキルを広げることで、スムーズにフリーランスへ移行できます。実務経験2年以上になったら、「レバテックフリーランス」や「Midworks」に切り替えて、高単価のフリーランス案件に挑戦しましょう。

転職エージェントの効果的な活用法

転職エージェントに登録するだけでは十分ではありません。サービスを最大限に活かすための実践的なテクニックを紹介します。【関連記事】：ITエンジニアの履歴書・職務経歴書｜未経験者向け書き方完全ガイド

初回面談前の準備
キャリアアドバイザーとの関係構築
複数エージェント利用時の注意点

初回面談前の準備

初回面談の質が転職活動全体を左右します。面談前には、まず職務経歴を時系列で整理しましょう。どんなプロジェクトに関わって、どんな成果を出したか具体的に説明できるようにしておきます。次に希望条件を明確にします。職種、業界、勤務地、年収、勤務時間など、譲れない条件と妥協できる条件を分けて整理しておくと、アドバイザーが適切な求人を提案しやすくなります。エージェントへの質問リストも作成しておきましょう。業界動向や求められるスキル、選考のポイントなど、気になることをまとめておけば、有意義な面談になります。

【関連記事】：ITエンジニアの面接対策｜頻出質問42選と回答例

キャリアアドバイザーとの関係構築

キャリアアドバイザーとの良好な関係が転職成功の鍵です。まず、定期的に連絡を取って転職への意欲を示すことが大切です。2週間に1度くらいのペースで進捗を共有したり、新しい求人がないか確認したりすることで、アドバイザーからの優先度が上がります。本音で話すことも重要です。不安や迷いを隠さず相談すれば、より的確なアドバイスがもらえます。アドバイザーからのフィードバックは素直に受け入れましょう。応募書類の添削や面接でのアドバイスは、客観的な視点からの貴重な意見です。改善点を前向きに受け止めることで、選考通過率が高まります。

複数エージェント利用時の注意点

複数のエージェントを利用する時は、いくつか気をつけるべきポイントがあります。最も重要なのは重複応募の防止です。同じ企業に複数のエージェント経由で応募すると、企業からの信頼を失って選考対象外になる可能性があります。応募前に必ず他のエージェントで応募していないか確認しましょう。各エージェントに伝える情報は一貫性を保つことも大切です。希望条件やスキルセットが違うと、アドバイザーが混乱して適切な求人を紹介できなくなります。スケジュール管理も徹底しましょう。面接日程が重ならないよう、カレンダーアプリなどで一元管理することをおすすめします。

まとめ：転職エージェントを活用してITエンジニアへの転職を成功させよう

ITエンジニアへの転職を成功させるには、転職エージェントの戦略的な活用が欠かせません。未経験者向け、総合型、フリーランス向けのエージェントを自分の状況に合わせて組み合わせることで、より多くの選択肢とサポートを得られます。複数のエージェントを併用し、それぞれの強みを活かすことで、理想のキャリアに近づけます。まずは2〜3社に登録して、初回面談を受けてみましょう。行動を起こすことが、ITエンジニアとしての新しいキャリアへの第一歩です。