インフラエンジニアとSRE・DevOpsエンジニアの違い|次世代キャリアへの進化方法

インフラエンジニアとして働く中で、「SREやDevOpsエンジニアという職種をよく聞くけれど、具体的にどう違うのか」と疑問を感じていませんか。クラウド技術の発展とともに、インフラ領域の職種は多様化し、それぞれ異なる役割とスキルセットが求められるようになりました。
本記事では、インフラエンジニア、SRE(Site Reliability Engineer)、DevOpsエンジニアの3つの職種について、業務内容、必要なスキル、年収、そしてキャリアパスまで徹底的に比較します。現在インフラエンジニアとして働いている方が、次のキャリアステップを考える際の具体的な指針を提供します。
インフラエンジニア・SRE・DevOpsエンジニアの基本的な違い
インフラエンジニア、SRE、DevOpsエンジニアは、いずれもITシステムの基盤を支える重要な役割ですが、その目的と焦点が大きく異なります。ここでは、それぞれの職種の定義と基本的な役割を明確にします。
– [インフラエンジニアとは|従来型のIT基盤運用担当者](#インフラエンジニアとは従来型のit基盤運用担当者) – [SREとは|サイト信頼性を重視するエンジニア](#sreとはサイト信頼性を重視するエンジニア) – [DevOpsエンジニアとは|開発と運用の橋渡し役](#devopsエンジニアとは開発と運用の橋渡し役)
インフラエンジニアとは|従来型のIT基盤運用担当者
インフラエンジニアは、企業のITシステムを支える物理サーバー、ネットワーク、ストレージなどのインフラ基盤を設計・構築・運用する専門家です。システムの安定稼働を最優先とし、サーバーの構築からネットワーク設定、監視、障害対応まで幅広い業務を担当します。
従来型のインフラエンジニアは、オンプレミス環境での作業が中心で、物理機器の設置や配線作業なども含まれることが特徴です。最近ではクラウドサービス(AWS、Azure、GCP)の導入が進み、クラウドインフラの構築・運用も重要な業務となっていますが、基本的には「安定性」と「可用性」を重視した運用保守が中心となります。
「【関連記事】:インフラエンジニアの仕事内容を徹底解説|4つの工程と役割を完全ガイド」
SREとは|サイト信頼性を重視するエンジニア
SRE(Site Reliability Engineer)は、Googleが提唱した比較的新しい職種で、「ソフトウェアエンジニアリングの手法を使ってシステム運用を行う」というコンセプトに基づいています。システムの信頼性(Reliability)を数値化し、SLI(Service Level Indicator)やSLO(Service Level Objective)といった指標で管理することが特徴です。
SREの最大の特徴は、単なる運用担当ではなく、プログラミングスキルを活用して運用業務を自動化し、システムの信頼性を工学的なアプローチで向上させる点です。障害が発生した際には、再発防止のためのポストモーテム(事後分析)を実施し、システム改善につなげます。エラーバジェットという概念を用いて、新機能のリリースと安定性のバランスを取るのもSREの重要な役割です。
DevOpsエンジニアとは|開発と運用の橋渡し役
DevOpsエンジニアは、開発(Development)と運用(Operations)の壁を取り払い、両者の協働を促進する役割を担います。単なる技術職というよりも、開発チームと運用チームをつなぐ文化的な架け橋としての側面が強い職種です。
DevOpsエンジニアの主な業務は、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインの構築と運用です。開発者が書いたコードを自動でテストし、本番環境にデプロイするまでの一連のプロセスを自動化することで、リリースサイクルを高速化します。Infrastructure as Code(IaC)を活用してインフラ構築を自動化し、開発者が自己完結的にインフラを管理できる環境を整えることも重要な役割です。
業務内容の具体的な違い|日々の仕事で何が変わるのか
それぞれの職種で日々何をしているのか、具体的な業務内容を見ていきましょう。同じインフラ領域でも、仕事の進め方や優先順位は大きく異なります。
– [インフラエンジニアの業務内容|安定稼働を最優先](#インフラエンジニアの業務内容安定稼働を最優先) – [SREの業務内容|SLOとエラーバジェットの管理](#sreの業務内容sloとエラーバジェットの管理) – [DevOpsエンジニアの業務内容|CI/CDパイプラインの構築](#devopsエンジニアの業務内容cicdパイプラインの構築) – [3職種の業務比較表|一目でわかる違い](#3職種の業務比較表一目でわかる違い)
インフラエンジニアの業務内容|安定稼働を最優先
インフラエンジニアの日常業務は、システムの安定稼働を守ることが中心です。サーバーやネットワーク機器の構築、設定変更作業、定期的なメンテナンス、監視ツールのアラート対応などが主な仕事となります。
障害が発生した際には迅速に原因を特定し、復旧作業を行います。夜間や休日の緊急対応も発生するため、オンコール体制を組んでいる企業も多いです。キャパシティプランニング(将来的なリソース需要の予測)やバックアップ運用、セキュリティパッチの適用なども重要な業務です。日々のタスクは比較的定型的で、変更管理プロセスに従って慎重に作業を進めることが求められます。
「【関連記事】:インフラエンジニアの1日の流れを徹底解説|運用・構築・設計の働き方とスケジュール」
SREの業務内容|SLOとエラーバジェットの管理
SREの業務は、システムの信頼性を数値で管理することから始まります。まず、サービスごとにSLI(レスポンスタイム、エラー率など)を定義し、目標となるSLO(例:可用性99.9%)を設定します。そして、このSLOを達成するために、モニタリング基盤の構築、アラート設計、自動復旧システムの開発などを行います。
エラーバジェット(許容される障害時間)を管理し、バジェットに余裕があれば新機能のリリースを促進し、バジェットが枯渇している場合は安定性向上を優先するという判断を行います。障害発生時にはポストモーテムを作成し、根本原因を分析して再発防止策を実装します。業務時間の50%以上をコーディング(自動化ツールの開発、スクリプト作成など)に費やすことも珍しくありません。
DevOpsエンジニアの業務内容|CI/CDパイプラインの構築
DevOpsエンジニアの中心的な業務は、開発から本番リリースまでのパイプラインを構築し、継続的に改善することです。Jenkins、GitLab CI、GitHub Actionsなどのツールを使って、コードのビルド、テスト、デプロイを自動化します。
TerraformやAnsibleなどのIaCツールを使ってインフラをコード化し、バージョン管理することも重要な仕事です。コンテナ技術(Docker)やオーケストレーションツール(Kubernetes)を活用して、アプリケーションのデプロイを効率化します。開発チームとの密なコミュニケーションを取りながら、開発者が使いやすいツールや環境を整備し、開発速度と品質の両立を目指します。
3職種の業務比較表|一目でわかる違い
以下の表で、3つの職種の主な業務内容を比較します。
項目 インフラエンジニア SRE DevOpsエンジニア 主な焦点 安定性・可用性 信頼性の数値化 開発速度の向上 コーディング比率 10-20% 50%以上 40-60% 主要ツール Zabbix、Nagios、SSH Prometheus、Grafana、Python/Go Jenkins、Docker、Kubernetes 開発チームとの関わり 少ない 中程度 非常に多い 障害対応の考え方 迅速な復旧 根本原因分析と自動化 再発防止とプロセス改善
必要なスキルセットの違い|求められる技術と知識
職種が変われば、求められるスキルセットも大きく変わります。インフラエンジニアからSREやDevOpsエンジニアへキャリアチェンジを考える際、どのようなスキルを習得すべきか理解しておきましょう。
– [インフラエンジニアに必要なスキル](#インフラエンジニアに必要なスキル) – [SREに必要なスキル|プログラミング能力も必須](#sreに必要なスキルプログラミング能力も必須) – [DevOpsエンジニアに必要なスキル|幅広い技術への対応力](#devopsエンジニアに必要なスキル幅広い技術への対応力)
インフラエンジニアに必要なスキル
インフラエンジニアには、まずLinux/WindowsなどのOSに関する深い知識が必要です。サーバーの構築、設定、トラブルシューティングを行うため、コマンドラインでの操作に習熟していることが求められます。
ネットワークの知識も不可欠で、TCP/IP、ルーティング、ファイアウォール設定などを理解している必要があります。仮想化技術(VMware、Hyper-V)やストレージ技術、バックアップソリューションの運用経験も重要です。最近ではAWSやAzureなどのクラウドサービスの基礎知識も必須となっています。シェルスクリプト(Bash、PowerShell)を使った簡単な自動化ができれば、業務効率が大きく向上します。
「【関連記事】:インフラエンジニアに必要なスキルセット完全ガイド|技術からソフトスキルまで」
SREに必要なスキル|プログラミング能力も必須
SREには、インフラエンジニアの基礎知識に加えて、本格的なプログラミングスキルが求められます。PythonやGoなどの言語でツールやシステムを開発できる能力が必要です。自動化スクリプトだけでなく、監視システムの拡張やAPI開発なども行います。
統計や確率の知識も重要で、システムのパフォーマンスデータを分析し、SLIやSLOを適切に設定する能力が求められます。PrometheusやGrafanaなどの監視ツール、分散システムの設計、マイクロサービスアーキテクチャの理解も必要です。さらに、障害分析のためのデータ分析スキルや、チームとして働くためのコミュニケーション能力、ドキュメンテーション能力も重視されます。GitHubを使ったコードレビュー文化に慣れていることも大切です。
「【関連記事】:インフラエンジニアにプログラミングスキルは必要?|Python・Bashなど推奨言語を解説」
DevOpsエンジニアに必要なスキル|幅広い技術への対応力
DevOpsエンジニアには、最も幅広い技術スタックへの対応力が求められます。CI/CDツール(Jenkins、GitLab CI、CircleCI、GitHub Actions)の構築と運用経験が必須です。TerraformやAnsible、CloudFormationなどのIaCツールを使いこなせる必要があります。
コンテナ技術は特に重要で、DockerとKubernetesの実践的なスキルが求められます。アプリケーション開発の基礎知識も必要で、開発者と技術的な会話ができるレベルのプログラミング理解が必要です。Git/GitHubでのバージョン管理、ブランチ戦略の設計なども担当します。
技術面だけでなく、開発チームと運用チームの橋渡し役として、両者の言語を理解し、調整できるコミュニケーション能力が非常に重要です。アジャイル開発やスクラムの理解、プロジェクトマネジメントの基礎知識も役立ちます。
年収・待遇の違い|市場価値はどう変わるのか
キャリアを考える上で、年収や待遇は重要な判断材料です。それぞれの職種で、どの程度の年収が期待できるのか、市場での需要はどうなのかを見ていきましょう。
– [職種別の平均年収比較](#職種別の平均年収比較) – [需要と将来性|どの職種が求められているか](#需要と将来性どの職種が求められているか)
職種別の平均年収比較
インフラエンジニアの平均年収は、経験年数や企業規模によって幅がありますが、一般的に400万円〜700万円程度です。未経験や経験3年未満の場合は300万円〜450万円、5年以上の経験があれば500万円〜700万円、シニアレベルになると800万円以上も可能です。
SREの平均年収は、インフラエンジニアより高めで、500万円〜900万円が相場です。特にGAFAMなどの外資系IT企業やメガベンチャーでは、経験者で800万円〜1200万円、トップレベルでは1500万円以上の年収も珍しくありません。プログラミングスキルと運用知識の両方が求められるため、市場価値が高く評価されます。
DevOpsエンジニアの年収も比較的高く、450万円〜850万円程度が一般的です。CI/CD構築の実務経験があり、KubernetesやTerraformを使いこなせるエンジニアは600万円〜1000万円以上の年収を得ることも可能です。特にスタートアップ企業では、DevOpsエンジニアの採用需要が高く、好待遇で迎えられるケースが増えています。
「【関連記事】:インフラエンジニアの年収を徹底分析|20代から年収1000万円を目指す方法」
需要と将来性|どの職種が求められているか
求人市場の動向を見ると、従来型のインフラエンジニアの需要は安定していますが、大幅な増加は見込めない状況です。オンプレミスからクラウドへの移行が進む中、クラウドスキルを持たないインフラエンジニアの需要は減少傾向にあります。
一方、SREの需要は急速に拡大しています。大規模なWebサービスを運営する企業を中心に、システムの信頼性を高めるためにSREチームを新設する動きが活発です。特にメルカリ、LINE、サイバーエージェントなどの日本企業でもSRE組織の構築が進んでおり、経験者の取り合いとなっています。
DevOpsエンジニアの需要も非常に高く、今後さらに伸びると予測されます。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に伴い、従来型の企業でもアジャイル開発とDevOps文化の導入が進んでおり、DevOpsエンジニアの採用ニーズは増加の一途です。未経験からの募集は少ないものの、インフラエンジニアとしての経験があれば、DevOpsへの転向は比較的容易です。
「【関連記事】:インフラエンジニアの将来性を徹底分析|AI時代でも需要が高い5つの理由」
インフラエンジニアからSRE・DevOpsへのキャリアパス
インフラエンジニアとしての経験は、SREやDevOpsエンジニアへのキャリアチェンジにおいて大きなアドバンテージとなります。ここでは、それぞれの職種への具体的な移行ステップを紹介します。
– [SREへの移行ステップ|プログラミングスキルを強化](#sreへの移行ステッププログラミングスキルを強化) – [DevOpsエンジニアへの移行ステップ|CI/CD経験を積む](#devopsエンジニアへの移行ステップcicd経験を積む) – [実践的な学習方法とおすすめリソース](#実践的な学習方法とおすすめリソース)
SREへの移行ステップ|プログラミングスキルを強化
SREへの移行で最も重要なのは、プログラミングスキルの習得です。まずPythonから学習を始めることをおすすめします。基本的な文法を学んだら、自動化スクリプトを作成して日々の運用業務を効率化してみましょう。サーバーの状態チェック、ログ解析、レポート自動生成など、実務に直結するツールを開発することで、プログラミングスキルと運用知識を同時に深められます。
次に、モニタリングとオブザーバビリティの理解を深めます。PrometheusとGrafanaを使って、自社システムのメトリクス収集とダッシュボード構築を実践してください。SLI/SLOの概念を学び、実際のサービスに適用してみることが重要です。『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』(通称:SRE本)は必読書です。
さらに、障害対応のアプローチを変えることも大切です。単に復旧するだけでなく、ポストモーテムを書く習慣をつけ、根本原因を分析して自動化や監視改善につなげる思考プロセスを身につけましょう。現在の職場でSREチームがあれば、社内異動を目指すのが最も確実なキャリアパスです。
DevOpsエンジニアへの移行ステップ|CI/CD経験を積む
DevOpsエンジニアへの移行では、まずCI/CDツールの実践経験を積むことから始めます。GitHubやGitLabを使ったバージョン管理に慣れ、GitHub ActionsやGitLab CIでシンプルなパイプラインを構築してみましょう。最初は自分の個人プロジェクトで自動テストと自動デプロイを実装し、仕組みを理解することが大切です。
次に、Infrastructure as Code(IaC)のスキルを習得します。Terraformを使ってクラウドインフラをコード化し、バージョン管理できるようにしてください。AWSやGCPの無料枠を活用して、実際にインフラを構築・破棄する練習を繰り返すことで、IaCの利点を体感できます。
コンテナ技術も必須です。Dockerで自分のアプリケーションをコンテナ化し、Kubernetesでオーケストレーションする経験を積みましょう。Minikubeやk3sを使ってローカル環境でKubernetesクラスタを構築し、デプロイの練習をすることをおすすめします。開発チームと協働する機会があれば、積極的に関わり、開発者の視点を理解することもDevOpsエンジニアとして重要なステップです。
実践的な学習方法とおすすめリソース
独学でスキルアップする場合、オンライン学習プラットフォームが非常に有効です。Udemyでは、「米シリコンバレーDevOps監修!超Docker完全入門」や「ゼロから実践するAmazon Web Services」などの実践的なコースが充実しています。Courseraの「Google Cloud Platform Fundamentals」も体系的に学べます。
書籍では、『Kubernetes完全ガイド』(青山真也著)、『Infrastructure as Code』(Kief Morris著)、『The DevOps ハンドブック』などが実践的で役立ちます。SREを目指すなら、前述の『SRE本』に加えて『Observability Engineering』も読むと、最新のベストプラクティスを理解できます。
資格取得も有効なアプローチです。AWS Certified Solutions Architect、Certified Kubernetes Administrator(CKA)、Google Cloud Professional Cloud Architectなどは、市場価値を高めるとともに、体系的な知識習得にもつながります。ただし、資格だけでなく、実際に手を動かしてシステムを構築した経験が最も重視されることを忘れないでください。GitHubに自分のプロジェクトを公開し、ポートフォリオとして活用することも、転職活動において非常に効果的です。
「【関連記事】:インフラエンジニアの勉強方法完全ガイド|挫折しない独学ロードマップと学習順序」
それぞれの職種に向いている人の特徴
技術的なスキルだけでなく、性格や働き方の志向性も、職種選択において重要な要素です。自分の特性に合った職種を選ぶことで、長く充実したキャリアを築けます。
– [インフラエンジニアに向いている人](#インフラエンジニアに向いている人) – [SREに向いている人](#sreに向いている人) – [DevOpsエンジニアに向いている人](#devopsエンジニアに向いている人)
インフラエンジニアに向いている人
インフラエンジニアに向いているのは、安定性と確実性を重視する慎重な性格の人です。システムが安定稼働している状態を維持することに喜びを感じ、トラブルが起きないよう事前に対策を講じることが得意な方に適しています。
特定の技術分野(ネットワーク、ストレージ、セキュリティなど)を深く掘り下げることに興味があり、スペシャリストとしてのキャリアを志向する人にも向いています。急激な変化よりも、確立された手順やベストプラクティスに従って着実に仕事を進めることを好むタイプであれば、インフラエンジニアとして活躍できるでしょう。
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SREに向いている人
SREに向いているのは、データ分析や数値管理が好きで、論理的思考が得意な人です。システムの挙動をメトリクスで可視化し、パフォーマンスを定量的に改善していくプロセスに魅力を感じる方に最適です。
プログラミングとインフラの両方に興味があり、「運用業務を自動化して楽をしたい」という考え方を持つ人にも向いています。障害が発生したときに、単なる復旧で満足せず「なぜ起きたのか」「どうすれば防げるのか」を追求する探究心があることも重要です。継続的な改善とイノベーションを重視する文化に共感できる人であれば、SREとしてのキャリアが充実したものになるでしょう。
DevOpsエンジニアに向いている人
DevOpsエンジニアに向いているのは、幅広い技術に興味があり、新しいツールや手法を学ぶことが好きな人です。一つの技術を深く掘り下げるよりも、さまざまな技術を組み合わせてソリューションを作ることに魅力を感じるタイプに適しています。
コミュニケーション能力が高く、開発チームと運用チームの間を調整することが苦にならない人にも向いています。「文化を変える」「チームワークを改善する」といった技術以外の側面にも関心があり、組織全体の効率化に貢献したいという志向性を持つ人であれば、DevOpsエンジニアとして大きな価値を発揮できます。変化の激しい環境を楽しめる柔軟性と適応力も重要な資質です。
まとめ: インフラエンジニアから次世代キャリアへの進化
インフラエンジニア、SRE、DevOpsエンジニアは、いずれもITシステムの基盤を支える重要な役割ですが、その焦点とアプローチは大きく異なります。インフラエンジニアは安定性重視の運用保守、SREは信頼性の数値化と工学的なアプローチ、DevOpsエンジニアは開発と運用の協働促進がそれぞれの核心です。
年収や市場価値の面では、SREとDevOpsエンジニアの方が高い傾向にあり、今後の需要も拡大が予測されます。インフラエンジニアとしての経験は、これらの職種への移行において大きなアドバンテージとなるため、キャリアアップを考えているなら、早めにプログラミングスキルやCI/CD、コンテナ技術の習得を始めることをおすすめします。
重要なのは、自分の性格や志向性に合った職種を選ぶことです。安定性とスペシャリスト志向ならインフラエンジニア、データ分析と自動化が好きならSRE、幅広い技術とチームワークに興味があるならDevOpsエンジニアが適しています。どの道を選ぶにしても、継続的な学習と実践的なスキル習得が成功への鍵となります。まずは小さな一歩から始めて、着実にキャリアを進化させていきましょう。
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