介護施設の種類を完全解説|特養・老健・デイサービス等11種を比較

介護職として働く際、どの施設を選ぶかは仕事内容や給与、キャリアパスに大きく影響します。特別養護老人ホーム(特養)、デイサービス、グループホーム、有料老人ホームなど、介護施設にはさまざまな種類があり、それぞれ全く異なる環境と特徴を持っています。「夜勤手当で月収を増やしたい」「日勤のみで家庭と両立させたい」「認知症ケアのスキルを深めたい」——こうした自分の希望や優先順位に合った施設を選ぶことが、長く働き続けるための大切な第一歩です。
本記事では、介護職での就職や転職を検討している方に向けて、介護施設11種類の特徴を徹底比較します。それぞれの施設の役割、提供するサービス、そして働く介護職員の実務から見た強みと課題を詳しく解説します。この記事を読むことで、自分のライフスタイルや人生設計に最も合った職場が見つかるはずです。
介護施設の種類|全体像と分類の基礎知識
介護施設は大きく3つのタイプに分けられます。入所型施設は利用者が施設に住み込み、24時間体制でケアを受けるタイプです。通所型施設は利用者が自宅から通い、日中だけサービスを受けるタイプで、訪問型や複合型の施設もあります。
本記事で解説する11種類の介護施設の構成は次の通りです:
入所型施設5種類 — 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム(介護付き・住宅型)、グループホーム、軽費老人ホーム
通所型施設3種類 — デイサービス、デイケア、ショートステイ
その他の施設3種類 — サービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護、訪問介護ステーション
各施設タイプでは仕事内容、勤務形態、要求されるスキルが大きく異なります。自分のライフスタイルやキャリア目標に合わせて施設を選ぶことが、長く働き続けるコツです。
入所型施設5種類の特徴と違い
入所型施設は、利用者が施設に入居して24時間体制で介護サービスを受ける施設です。介護職員は日勤・夜勤のシフト制で勤務し、食事・入浴・排泄などの身体介護から日常生活全般のサポートを担当します。ここでは代表的な入所型施設5種類の特徴と、それぞれの施設で働く介護職員の仕事内容を詳しく見ていきましょう。
– [特別養護老人ホーム(特養)|終の棲家としての役割](#特別養護老人ホーム特養終の棲家としての役割) – [介護老人保健施設(老健)|在宅復帰を目指すリハビリ施設](#介護老人保健施設老健在宅復帰を目指すリハビリ施設) – [有料老人ホーム|多様なニーズに対応する民間施設](#有料老人ホーム多様なニーズに対応する民間施設) – [グループホーム|認知症ケアに特化した少人数施設](#グループホーム認知症ケアに特化した少人数施設) – [軽費老人ホーム(ケアハウス)|低所得者向けの住まい](#軽費老人ホームケアハウス低所得者向けの住まい)
特別養護老人ホーム(特養)|終の棲家としての役割
特別養護老人ホーム(特養)は、要介護3以上の高齢者が終身で暮らす公的施設です。介護保険法に基づいた介護老人福祉施設として、全国に約10,000施設があります。特養は「終の棲家」として、重度の要介護者が人生の最期まで安心して暮らせる環境を提供します。
特養での介護職員の仕事は身体介護が中心です。食事・入浴・排泄・移乗介助などの日常的なケアに加え、レクリエーション企画、家族への説明、看取りケアなど、多くの責任を担います。利用者の医療的ニーズが高いため、看護師や医師と連携する場面も多くあります。
勤務は早番・日勤・遅番・夜勤の交代制です。夜勤手当を含めると、特養は介護施設の中でも給与が高めです。介護福祉士の資格があれば、ユニットリーダーや介護主任といった管理職へのステップアップも可能です。利用者と長く向き合いたい人、責任ある仕事にやりがいを感じる人に向いた職場です。
介護老人保健施設(老健)|在宅復帰を目指すリハビリ施設
介護老人保健施設(老健)は、病院と自宅の中間的な役割を果たし、リハビリを通じた在宅復帰を支援する施設です。入所期間は原則3~6か月で、医学的なケアとリハビリに力を入れています。医師が常勤で配置され、理学療法士や作業療法士といった専門職が充実しているのが特徴です。
老健で働く介護職員の役割は、リハビリをサポートする生活援助です。理学療法士や作業療法士が行う専門的なリハビリに加えて、日常動作の訓練を介護職員が見守り、応援します。歩行練習のサポート、食事の自立支援、トイレ動作の練習なども含まれます。
老健は医療職が常にそばにいるため、医療知識も自然に身につきます。利用者の状態が安定していることが多く、リハビリで実際に改善が見られるため、仕事のやりがいを感じやすい環境です。夜勤もありますが、特養より医療サポートが充実しているので、夜間の急変対応も医師や看護師に相談しやすいです。
有料老人ホーム|多様なニーズに対応する民間施設
有料老人ホームは民間企業が運営する入所型施設で、高額な利用料と引き換えに、個室や豪華な設備、充実したサービスを提供します。入居一時金や月額費用は施設により幅広く、利用者の経済状況に応じた選択肢があります。有料老人ホームには「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」の3タイプがありますが、介護職員の求人が多いのは前の2つです。
有料老人ホームで働く介護職員に求められるものは、施設のコンセプトによって大きく変わります。高級志向の施設では、接遇やおもてなしの心が重視され、利用者や家族とのコミュニケーション能力が特に大切です。一方、リーズナブルな価格帯の施設では、効率的で丁寧なケア提供が重視される傾向があります。
– [介護付き有料老人ホーム](#介護付き有料老人ホーム) – [住宅型有料老人ホーム](#住宅型有料老人ホーム)
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、24時間体制で施設スタッフが介護サービスを直接提供します。介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けており、利用者3人に対して職員1人以上という比較的手厚い配置基準が設定されています。
仕事内容は特養と似ていますが、民間施設なので接遇やサービスの質がより重視されます。利用者の要望には柔軟に応え、個別のケアを充実させることが大切です。給与は施設によって差がありますが、大手チェーン施設では福利厚生が整っていることが多くあります。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームは、住まいと生活支援を提供し、介護サービスは外部の訪問介護や通所介護を利用する形態です。入居者は自立度が比較的高く、本人の希望に合わせてサービスを選んで利用します。
施設スタッフの業務は、生活相談や見守り、食事提供といった生活支援が主です。身体介護は外部サービスが担当するため、要介護度が低めです。身体介護が得意でない人や、コミュニケーションを大切にしたい人に向いています。夜勤の負担も介護付きより軽めの傾向があります。
グループホーム|認知症ケアに特化した少人数施設
グループホームは、認知症の高齢者が5~9人で共同生活を送る施設です。正式名称は「認知症対応型共同生活介護」で、家庭的な環境で認知症の進行を緩やかにし、本人の残された能力を活かした生活をサポートします。職員と利用者が一緒に調理や掃除をして、自然な人間関係を築くことが大切です。
グループホームで働く介護職員の仕事は、実践的な認知症ケアです。利用者の人生経験や価値観を理解して、その人に合ったケアを心がけます。料理や洗濯、掃除を利用者と共に行い、役割を感じながら生活できるよう支援します。認知症による行動・心理症状への対応、徘徊の見守り、コミュニケーション技術など、専門的な知識が必要です。
グループホームは少人数施設なので、一人ひとりの利用者と深く関係を作ることができます。夜勤は1ユニットに1人というのが基本で、夜間の責任は大きいですが、認知症ケアの専門家になりたい人にとって最適な職場です。認知症介護実践者研修を受講でき、認知症ケアの専門家としてのキャリアも目指せます。
軽費老人ホーム(ケアハウス)|低所得者向けの住まい
軽費老人ホーム(ケアハウス)は、身よりがない、または家族からの支援が難しい低所得高齢者向けの施設です。自治体や社会福祉法人が運営し、所得に応じた低額利用料を設定しています。ケアハウスには「一般型」と「介護型」の2タイプがあり、介護型は特定施設入居者生活介護の指定を受けて介護サービスを提供します。
一般型ケアハウスでは比較的自立した高齢者が多く、職員の仕事は生活相談や見守り、食事提供といった軽めの生活支援です。介護型ケアハウスでは、介護付き有料老人ホーム同様の身体介護を行います。
ケアハウスで働く職員は、経済的困難を抱える高齢者の生活を支えるという、大きなやりがいを感じることができます。公的施設なので給与や福利厚生も安定しており、利用者の自立を応援し、その人らしい生活を守る仕事に魅力を感じる人に適しています。
通所型施設3種類の特徴と違い
通所型施設は、利用者が毎日自宅から通い、日中だけサービスを受ける施設です。介護職員は日勤中心で夜勤がないため、仕事と生活のバランスが取りやすいのが大きな特徴です。送迎、食事、入浴、レクリエーションなどのサービスを通じて、利用者が自宅で生活し続けることをサポートします。
– [デイサービス(通所介護)|日帰りで介護とレクリエーション](#デイサービス通所介護日帰りで介護とレクリエーション) – [デイケア(通所リハビリ)|医療機関併設のリハビリ特化型](#デイケア通所リハビリ医療機関併設のリハビリ特化型) – [ショートステイ(短期入所生活介護)|家族の負担軽減と一時的なケア](#ショートステイ短期入所生活介護家族の負担軽減と一時的なケア)
デイサービス(通所介護)|日帰りで介護とレクリエーション
デイサービスは、高齢者が日帰りで通い、食事・入浴・レクリエーションを受ける施設です。利用者の孤立防止、心身機能の維持、家族の介護負担を軽くすることが目的です。朝送迎から夕方送迎まで、通常6~8時間のサービスを提供し、全国に約24,000施設があります。
デイサービスで働く職員の仕事は多岐にわたります。朝は送迎車での添乗と利用者の迎え入れ、バイタルチェックから始まります。日中は入浴・食事・排泄の身体介護と、体操やゲーム、季節行事といったレクリエーション活動を企画・実施します。利用者を楽しませるプログラムを考える創造性が発揮できます。
デイサービスは夜勤がなく、日勤のみなので家庭との両立がしやすく、子育て中の女性からも人気があります。残業も少なく、生活リズムも規則的です。レクリエーションを通じた利用者との交流を楽しみたい人や、元気で明るい職場で働きたい人に向いています。給与は入所型施設より低めですが、生活の安定を重視する人には適した職場です。
デイケア(通所リハビリ)|医療機関併設のリハビリ特化型
デイケアは病院や診療所、老健などに併設されたリハビリ中心の通所施設です。正式名称は「通所リハビリテーション」で、医師の指示のもと、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といった専門職がリハビリを提供します。機能訓練を通じて、利用者の身体機能や日常動作の維持・向上を目指します。
介護職員の役割は、リハビリ専門職をサポートし、日常場面でのリハビリを実践することです。送迎やバイタルチェック、入浴・食事といった基本的な介護業務に加えて、理学療法士が立案したリハビリプログラムに沿った運動の見守りと声かけを行います。医療知識を学びながら、利用者の機能回復を応援できるのが大きな特徴です。
デイケアで働く職員は、デイサービスより医療・リハビリの専門知識が身につく環境です。医療職との連携を通じて、専門性を高めたい人に向いています。ただしレクリエーション企画より機能訓練が中心なので、利用者の回復を最優先する姿勢が大事です。
ショートステイ(短期入所生活介護)|家族の負担軽減と一時的なケア
ショートステイは、自宅で介護を受けている高齢者が短期間(数日~1週間程度)施設に入所し、一時的にケアを受ける施設です。家族の冠婚葬祭や旅行、本人の病気、介護者の疲労といった理由で使われ、家族の休息(レスパイトケア)を目的としています。特養や有料老人ホームに併設されていることが多いです。
ショートステイで働く職員の仕事内容は、入所型施設とほぼ同じです。食事・入浴・排泄・移乗の身体介護を提供し、短期間でも利用者が快適に過ごせるよう配慮します。ショートステイの特徴は利用者の入れ替わりが頻繁という点です。毎回初めての利用者と関わるので、その人の状態を素早く理解し、柔軟に対応する力が大切です。
ショートステイには夜勤がある施設とない施設があります。併設型なら入所型施設と同じシフトで、単独型なら別の夜勤スタッフがいることもあります。多様な利用者と関わることが好きで、柔軟に対応できる人に向いています。
その他の施設3種類|多様化する介護サービス
介護サービスは時代とともに多様化し、入所型や通所型に当てはまらない新しい形態が増えています。サービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護、訪問介護ステーションの3つを紹介します。これらの施設は、利用者の自立を支援し、地域での暮らしを続けられるよう工夫しています。
– [サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)|見守りと自由な暮らし](#サービス付き高齢者向け住宅サ高住見守りと自由な暮らし) – [小規模多機能型居宅介護|通い・訪問・泊まりを一体提供](#小規模多機能型居宅介護通い訪問泊まりを一体提供) – [訪問介護ステーション|利用者の自宅でサービス提供](#訪問介護ステーション利用者の自宅でサービス提供)
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)|見守りと自由な暮らし
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、バリアフリー設計の賃貸住宅に、安否確認と生活相談のサービスをセットにした高齢者向け住まいです。自立~軽度の要介護者を対象とし、プライバシーを守りながら安心して暮らせる環境です。介護サービスは外部事業者と契約するのが基本ですが、施設によっては介護サービスを併設していることもあります。
サ高住で働く職員の仕事は、主に安否確認と生活相談です。毎日の見守り訪問、体調チェック、生活相談への対応などが中心です。介護サービス併設型のサ高住では、訪問介護や通所介護の職員として身体介護を提供することもあります。
サ高住の職員は、重度の身体介護よりも、高齢者の自立した生活を応援する役割に重点を置きます。コミュニケーション能力と相談対応スキルが大切で、利用者の生活全般をサポートしたい人に向いています。夜勤は施設によって異なりますが、安否確認のみなら夜勤の負担は比較的軽めです。
小規模多機能型居宅介護|通い・訪問・泊まりを一体提供
小規模多機能型居宅介護は、「通い」「訪問」「泊まり」の3つのサービスを一つの施設で提供します。利用者は登録制で、同じスタッフがすべてを担当するのが特徴です。この点で、利用者と職員の間に信頼関係が築きやすく、利用者の状態や家族の事情に合わせて柔軟にサービスを組み合わせることができます。
小規模多機能型で働く職員は、通い・訪問・泊まりのすべての業務を担当します。朝は通いの利用者を迎え、日中は通所サービスを提供しながら、その合間に訪問介護で利用者宅を訪問します。夜間は泊まりの利用者のケアを行います。一人の職員が多角的な役割を担うため、幅広いスキルと柔軟な対応力が大事です。
小規模多機能型で働くことで、デイサービス・訪問介護・ショートステイの経験をすべて積めるため、総合的な介護スキルが身につきます。同じ利用者と継続的に関わるので信頼関係も深まり、やりがいを感じやすい職場です。ただし業務範囲が広いため、柔軟性と臨機応変さが必須です。
訪問介護ステーション|利用者の自宅でサービス提供
訪問介護ステーションは、ホームヘルパーが利用者の自宅を訪問し、身体介護と生活援助を提供するサービスです。職員は事業所に所属し、1日に複数の利用者宅を訪問して、30分~90分程度のサービスを行います。身体介護(食事・入浴・排泄介助など)と生活援助(掃除・洗濯・調理など)があり、資格や経験により担当業務が異なります。
訪問介護の仕事は、利用者の生活の場である自宅で提供されるのが大きな特徴です。施設と違い、基本的に一人で訪問し、限られた時間内に必要なケアを完了させます。利用者や家族との信頼を築き、他人のプライベート空間で適切なケアを提供する能力が重要です。時間管理、自己判断、コミュニケーション能力が特に大切です。
訪問介護で働く方法は2つあります。登録ヘルパーとして時間単位で働く方法と、正社員として常勤で働く方法です。登録ヘルパーは自分の都合に合わせて勤務時間を選べるので、子育てや家事と両立しやすいです。ただし、一人で責任を持って訪問する重さや、移動時間の負担があります。独立して働きたい人や、一対一で利用者と向き合いたい人に向いています。
施設タイプ別比較一覧表|11種類を5つの視点で比較
以下の表は、11種類の介護施設を施設タイプ、対象者、費用負担、夜勤の有無、平均月給の5つの観点から比較したものです。施設選びの際の参考にしてください。
施設タイプ 対象者 費用負担 夜勤 平均給与(月給) 特別養護老人ホーム 要介護3以上 低~中 あり 25万~32万円 介護老人保健施設 要介護1以上 低~中 あり 24万~30万円 介護付き有料老人ホーム 自立~要介護5 高 あり 23万~30万円 住宅型有料老人ホーム 自立~要介護5 中~高 軽度 22万~28万円 グループホーム 認知症(要支援2以上) 中 あり 23万~28万円 軽費老人ホーム 自立~要介護 低 施設による 22万~27万円 デイサービス 要介護1以上 低 なし 20万~25万円 デイケア 要介護1以上 低 なし 21万~26万円 ショートステイ 要介護1以上 低 施設による 22万~28万円 サービス付き高齢者向け住宅 自立~軽度要介護 中~高 軽度 21万~27万円 小規模多機能型居宅介護 要介護1以上 低 あり 22万~28万円 訪問介護ステーション 要介護1以上 低 なし 20万~26万円
表から分かることとしては、夜勤のある入所型施設が給与水準を高く設定していて、日勤のみの通所型施設は相対的に給与が低い傾向です。特に特別養護老人ホームは月給25万~32万円と介護施設の中でも上位の給与水準で、夜勤手当や処遇改善加算で収入を増やせるのが大きな特徴です。一方、デイサービスや訪問介護は月給20万~26万円と低めですが、夜勤がなく生活が安定するため、ワークライフバランスを優先する人に向いています。
費用負担は施設の種類と運営主体によって大きく異なります。公的施設(特養、老健)は利用者の負担が低く、民間施設(有料老人ホーム、サ高住)は高額になる傾向です。利用者負担が低い施設ほど公的支援が充実し、職員の雇用も比較的安定している傾向があります。自分の優先順位と目標に合わせて、最適な施設を選びましょう。
自分に合った施設の選び方|3つの判断軸
11種類の介護施設の特徴が分かったら、次は自分の人生設計に合った職場を選ぶポイントを整理しましょう。ライフスタイル、キャリア志向、性格・適性の3つの視点から考えることが大切です。
– [ライフスタイルから選ぶ|夜勤・日勤・勤務時間で比較](#ライフスタイルから選ぶ夜勤日勤勤務時間で比較) – [キャリア志向から選ぶ|専門性・スキルアップの視点](#キャリア志向から選ぶ専門性スキルアップの視点) – [性格・適性から選ぶ|自分の強みを活かせる職場](#性格適性から選ぶ自分の強みを活かせる職場)
ライフスタイルから選ぶ|夜勤・日勤・勤務時間で比較
ライフスタイル優先で施設を選ぶなら、夜勤の有無と勤務時間帯が最も大切です。家庭との両立を重視するなら、デイサービスやデイケア、訪問介護といった日勤のみの職場がおすすめです。子育て中の人や、安定した生活リズムを大事にしたい人に適しています。
逆に、夜勤手当で収入を増やしたい人や、夜型の生活が得意な人は、特養、老健、グループホームなどの入所型施設に向いています。夜勤は身体への負担がありますが、給与が高く、夜勤明けの休日を活用できるメリットがあります。ショートステイや小規模多機能型居宅介護は施設によって夜勤の有無が異なるので、事前確認が必須です。
フルタイムとパートタイムの選択も重要です。訪問介護は登録ヘルパーなら時間単位で働け、柔軟な働き方ができます。自分の人生ステージに合わせて、継続できる職場を選ぶことが成功のコツです。
キャリア志向から選ぶ|専門性・スキルアップの視点
キャリア目標から施設を選ぶなら、どの分野の専門家になりたいか自問することが出発点です。認知症ケアの専門家を目指すなら、グループホームが最適です。少人数ケアの中で認知症対応の経験を積み、認知症介護実践者研修など専門研修を受講して、深い知識を身につけられます。
医療やリハビリの専門知識を学びたいなら、老健やデイケアが向いています。医師や看護師、理学療法士といった専門職と一緒に働くことで、医療知識が自然に身につきます。介護福祉士の資格を取得し、喀痰吸引研修を終えると、医療的ケアの一部も担当できるようになります。
管理職を目指すなら、特養や大規模有料老人ホームを選びましょう。ユニットリーダーから施設長まで、明確なキャリアパスがあり、マネジメント経験を積めます。資格取得や研修制度が充実した施設なら、計画的にスキルアップできます。
性格・適性から選ぶ|自分の強みを活かせる職場
性格や適性から施設を選ぶことも成功の秘訣です。じっくり利用者と信頼を深めたい人には、特養やグループホーム、訪問介護が向いています。長く関わる中で、利用者の人生経験や価値観を理解し、その人に合ったケアができます。
テキパキ動くのが得意で、活気ある環境が好きな人はデイサービスが合っています。レクリエーション企画や利用者を笑顔にする工夫を通じて、明るく元気に仕事ができます。多様な利用者や変化に富んだ環境が好きな人は、ショートステイや小規模多機能型居宅介護がおすすめです。
チームで力を合わせることを大事にする人は、入所型施設や通所型施設に適しています。多職種が協力し、チームで利用者をサポートする環境です。反対に、自立して判断・行動するのが得意で、自己管理能力が高い人は訪問介護に向いています。自分のペースで仕事を進められ、一人で判断する場面が多い職場だからです。
まとめ: 11種類の介護施設から自分に合った職場を見つけよう
この記事では、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護など11種類の介護施設について詳しく説明しました。施設ごとに対象者、提供するサービス、働く環境は大きく異なります。
施設選びで失敗しないコツは、3つの視点から検討することです。第一は、夜勤の有無や勤務時間といったライフスタイルの希望。第二は、認知症ケアや医療リハビリといったキャリア目標。第三は、じっくり型かテキパキ型かといった自分の性格・適性です。この3つをしっかり整理すれば、自分に合った職場が見つかり、やりがいを感じながら長く働き続けられます。
施設選びの際は、複数の施設を見学することをおすすめします。施設の種類だけでなく、経営方針、職場の雰囲気、教育制度、資格サポートなども大切な判断基準です。見学では、利用者と職員の関係、職員同士のコミュニケーション、設備の清潔さなどを観察することで、本当に自分に合った職場かが分かります。
未経験から介護職を目指す方は、特にOJT(研修制度)、定期的な教育プログラム、資格取得サポートが充実した施設を選ぶことをお勧めします。こうした施設なら、着実にスキルを磨きながら、安心して介護職としてのキャリアを築けます。本記事を参考に、自分らしい働き方ができる介護施設を見つけてください。
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